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90年間不明の名画、映画『スチュアート・リトル』に映り偶然発見
90年間所在不明だったハンガリーの前衛画家の名作が、小さなネズミの活躍する米ファミリー映画『スチュアート・リトル(Stuart Little)』(1999年)の小道具として使われていたことが偶然発覚し、このほど母国に里帰りした。テレビ放映された映画を見た美術史家が、背景に映り込んだ絵画に気付いたという。


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 ハンガリー国立美術館の美術史家ゲルゲイ・バルキ(Gergely Barki)氏(43)は2009年、娘のローラちゃんと一緒にテレビでこの映画を見ていた際、ローベルト・ベレーニュ(Robert Bereny、1888〜1953)作「黒いつぼと眠る女性(Sleeping Lady with Black Vase)」が画面に映っていることに気付いた。

「(ミスター・リトル役の)ヒュー・ローリー(Hugh Laurie)の後ろの壁にベレーニュの失われた名画が掛かっているのを見て、自分の目が信じられなかった。危うく、ひざの上のローラを落っことすところだったよ」と、バルキ氏は27日、AFPの取材に語った。

「黒いつぼと眠る女性」は1920年代から所在が分からなくなっていた作品で、バルキ氏もハンガリー国立美術館で1928年に開催された展覧会で撮影された古い白黒写真でしか見たことがなかった。しかし「研究者たるもの、クリスマスに自宅で映画を見ているときでも仕事からは目をそらしていられないんだ」と語るバルキ氏は、一目見てその絵が行方不明の名画だと分かったという。

 そこでバルキ氏は、映画の制作元であるソニー・ピクチャーズ(Sony Pictures)とコロンビア・ピクチャーズ(Columbia Pictures)のスタッフに宛てて手当たり次第、電子メールを送った。そして2年後、ついにソニー・ピクチャーズ元従業員の美術スタッフの女性から返答を得た。

■米古美術店で二束三文で売られていた

 女性の説明によれば、問題の絵画は彼女が自宅の壁に掛けていたものだったという。「カリフォルニア(California)州パサデナ(Pasadena)の古美術店で、タダ同然の値段で買ったもので、前衛的な雰囲気がスチュアート・リトルの居間にぴったりだと思ったそうだ」(バルキ氏)

 ソニー・ピクチャーズを退社した後、この美術スタッフの女性は「黒いつぼと眠る女性」を個人収集家に売却していた。現在、この収集家がハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)に作品を持ち込み、12月13日に競売会社ビラグ・ユディト(Virag Judit)がオークションに掛ける予定。予想落札価格は11万ユーロ(約1600万円)前後という。

 ローベルト・ベレーニュは第一次世界大戦前のハンガリーで起きた前衛芸術運動の中心的人物で、1919年に短命に終わった共産主義革命のポスターをデザインした後、ドイツ・ベルリン(Berlin)に逃れた。バルキ氏によると、ベルリンでは女優マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)や露ロマノフ王朝最後の皇女アナスタシア(Anastasia)とのロマンスが伝えられているという。



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